雪国で乗るならスバルが一番いい

大学を出て最初に就職した会社というのは、何かと印象に残れば、その後の社会人生活に影響を受けやすいものではないかと思います。

東京育ちで大学まで東京にいた私にとって、就職後最初の赴任先である青森は何もかもが新鮮でした。そこで仕事上の付き合いを得た取引先の役員さんは、いわゆる名士一族の末裔的な方で、いろいろこだわりの強い方でした。

その方から、東京と違って田舎は車が下駄代わりだから、落ち着いたらまずクルマ選びを始めなさいといわれました。そしてアドバイスされたのは、「雪国で乗るならスバルが一番いい!」と言うことでした。

スバルの何がいいのかとお聞きすると、にべもなく「4輪駆動」だとおっしゃいました。一度、雪道を走ってみれば、その安定感がすぐわかるというのです。ところがその頃、青森の赴任先にスバルのディーラーは見当たりませんでした。

それでみんな、ト○タとか○産のクルマに乗るんだとよというのです。雪国にいながらスバルのよさが分からないのだから本当に嫌になるといっていました。もしみんながスバルの4駆に乗れば、雪道の追突事故なんかは半減するのにとも言っていました。

雪道には慣れていないどころか、走ったことさえなかった私は、それを聞いただけでスバル車以外の選択肢はありませんでした。

ディーラーが無いのでその後のメンテを考え、整備工場から買うことにして、真っ赤なインプレッサを選びました。赤なら雪の日でも目立つから、という理由でした。

納車は4月の下旬でしたが、春の遅い東北ではまだ、山間部に雪が残っていました。「雪国で乗るならスバルが一番いい!」を実感しました。