路線バスの三方向お見合いシートの是非について

私は地方出身者であるので、路線バスについては、座席については、進行方向に向けられて配置されるのが当然と思っていました。しかし、私が幼い頃は、都市部においては社内の座席については、列車のロングシートの様な三方向お見合いシートが設置されているバスがあったという記事を、或る鉄道雑誌で読んで、都市部の交通事情の大変さを改めて驚かされました。しかし、この三方向お見合いシートは安全性の面で問題があるということで減っていったのですが、私が東京都内で時々利用していた京王バスでは、後ろ半分が、三方向お見合いシートになっているバスがあり、しかも比較的新しいバスにもあったので、通勤・通学事情を配慮したものである必要性を痛感しました。90年代の後半に、件の鉄道雑誌で、路線バスの三方向お見合いシートについて近年見直す動きがある、といった記事を読んだのですが、私は、それ程賛成という考えはありませんでした。車内で座席に座るにせよ、通路に立つにせよ、列車に乗る時と比較しても揺れなどが全く異なりますし、発車時やカーブを通過する際に、掴まるものがあって身体を支え易くすることがし易い方が良いという考えから、私は出来れば、座席は進行方向に向かって固定されている方が望ましいと考えています。座席に座っている人は固より、通路に立っている人も座席の背もたれに取っ手が付いていて、それに掴まることにより、身体を支え易くする方が安全面にも良いと思います。都市部では、前半分又は後半分を三方向お見合いシートにせざるを得ないと思いますが、混雑している路線では、バスの揺れは、通路に立っている人にとっては、読書さえ出来ない位の揺れが生じますので、こういったバスは、なるべく限定運用されるのが良い様に思いました。因みに、私は10年前に出身地に戻りましたが、三方向お見合いシートのバスに乗ったことは一度もありません。